持続可能なイカ養殖システムの開発を手がけるKwahuu Oceanが、プレシードラウンドにおいて第三者割当増資で資金調達を実施。
Kwahuu Ocean株式会社(本社:沖縄県恩納村、代表者:中島隆太)は、ライフタイムベンチャーズを引受先とする第三者割当増資により、プレシードラウンドで資金調達を実施したと発表した。(2024年11月25日)
Kwahuu Oceanは、沖縄科学技術大学院大学(OIST)発のスタートアップで、イカ類の陸上養殖技術の研究開発を行っている。同社は、持続可能な水産資源の確保を目指し、沖縄の海洋環境を活かした養殖システムの構築に取り組んでいる。従来困難とされてきたイカ類の養殖技術において、OISTの研究成果を基に、生存率の向上や適切な飼料開発に注力している。
今回の資金調達により、同社は生産能力の拡大と研究開発の強化を進める。具体的には、初期飼料の開発、飼育環境の最適化、分散型プラントユニットの設計を推進し、環境負荷の少ない養殖技術の確立を目指す。また、IoTやAR技術を活用し、養殖プロセスの精度向上を図る計画だ。今後は、沖縄から国内外へと事業展開を進め、安定したイカ類の供給を実現し、日本の食文化の活性化にも貢献する方針である。
企業名:Kwahuu Ocean株式会社
住所:沖縄県恩納村字谷茶1919-1 OISTイノベーションスクエア・インキュベータ
URL:https://www.kwahuu.com
設立:2024年6月