球駆動式全方向移動機構「TriOrb BASE」の社会実装を目指すTriOrbは、プレシリーズB2ラウンドでデットファイナンスと第三者割当増資により6.6億円の資金調達を実施した。
株式会社TriOrbは、2025年3月31日、みずほ銀行を引受先とするデットファイナンスにより5億円、東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)を引受先とする第三者割当増資により1.6億円を調達し、総額6.6億円の資金調達を実施したと発表した。これにより、同社の累計資金調達額は13.5億円となった(発表日:2025年3月31日)。
同社は、九州工業大学発スタートアップで、球駆動式の全方向移動技術「TriOrb BASE」を基盤とした自律走行および協調搬送システムを開発している。これにより、製造業の変種変量生産や人手不足といった課題に対応し、柔軟かつ拡張性の高い生産ラインの構築を支援するソリューションを提供している。
今回の資金調達を通じて、「TriOrb BASE」の社会実装をさらに加速させるとともに、製造業における自動化・DX推進への貢献を目指す。現在、複数の製造業企業で導入が進んでおり、今後は研究開発体制の強化と事業拡大に注力する方針である。
企業名:株式会社TriOrb
住所:福岡県北九州市小倉北区浅野3丁目8-1 AIMビル6階
URL:https://triorb.co.jp/
設立:2023年2月