3Dプリント義足製造ソリューションを展開するインスタリムが、シリーズB-エクステンションラウンドで第三者割当増資により約11億円の資金調達を実施し、累計調達額は21.3億円に。
インスタリム株式会社（本社：東京都墨田区、代表取締役CEO：徳島泰）は、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社、みずほキャピタル株式会社、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社（東大IPC）、株式会社アイティーファーム（IT-Farm）、未来創造キャピタル株式会社、信金キャピタル株式会社、リブライトパートナーズ株式会社、達盈管理顧問股份有限公司（Darwin Venture Management）、京セラ株式会社およびグローバル・ブレイン株式会社が共同で設立したCVCファンドを引受先とする第三者割当増資により、シリーズB-エクステンションラウンドで総額約11億円の資金調達を実施したと発表した。（2025年3月26日）
インスタリムは、3DプリンティングおよびAI技術を用いて、義足製造のプロセスをアナログからデジタルに転換する「3D義足製造ソリューション」を開発し、フィリピン・インドにおける直販と世界各国へのライセンス提供を行っている。特に、開発途上国における義肢装具士不足やコスト問題に対応するため、納期・価格・製造効率を大幅に改善する製造モデルを提供している。
今回の調達により、同社は2025年度にウクライナ・インドネシア・ナイジェリアへの同時展開を実施し、5年以内に全グローバルサウスエリアでの事業展開を目指す方針。現在すでにインド・フィリピンで累計5,000本以上の義足提供実績があり、各国の公的機関や大手NGOでの導入も進んでいる。
企業名：インスタリム株式会社
住所：東京都墨田区横川1-16-3
URL：https://www.instalimb.com/
設立：2017年3月